2026年8月17日〜8月23日に噛み砕いた17本
26%か5%かは配る場所で決まる Appleが欧州で作り直した手数料
Appleが欧州のアプリ手数料を26%・20%・15%・5%の4段階に作り直しました。10月1日から適用され、Appleは欧州委員会との意見の相違が解決すると説明しています。
チップは作り直していない Cerebras CS-4が性能を2倍にした方法
Cerebrasが新型チップWSE-3TとラックシステムCS-4を発表しました。設計は前世代と同じまま電力を2倍流して性能を2倍にし、1ラックに3枚積んでチップ間のスイッチも取り払っています。
6日と3000ドルを与えたAIの論文が不採択 自己改良が詰まる場所
AIがAIを改良し続ける再帰的自己改良は近いと言われてきました。未公開論文の研究課題をAIエージェントに解かせた実験では、実験は回せても論文は不採択。どこで詰まったのかを噛み砕きます。
重みを配ったら取り消せない Z.aiの新モデルが越えた線
中国の Z.ai がオープンウェイトのモデル GLM 5.3 を発表しました。防御にも攻撃にも使える水準のモデルを、誰でも落とせる形で配るとどうなるのかを噛み砕きます。
1か月で評価額が2倍 AIチップのEtchedが賭けたのは推論の分業
AIチップのEtchedが7億ドルを調達し、評価額は1か月で2倍の210億ドルになりました。主導したJane Streetは、実機を試して買ったうえで出資しています。推論をprefillとdecodeに分け、別々の部品で速くする設計が評価されました。
期限切れカードで支払いが通る 有効期限が署名の外にあった
有効期限が切れた非接触クレジットカードで決済を通せることを、研究者が示しました。カードが端末に見せる期限が電子署名の対象外という、実装の隙間が原因です。
30分で誤検知と言い切れなければ止める OpenAIが訓練を2週間止めた基準
OpenAIが最新モデルの強化学習を2週間止め、最大規模の訓練も保留にしました。何をもって止めるのか、その判断の中身を噛み砕きます。
GitHubが止まった日に出た対抗サービス Cursorが狙うコードの置き場
AIコードエディタのCursorが、GitHubに対抗するコード置き場「Origin」を出しました。発表と同じ日、GitHubは6時間超の障害。開発の土台をAI側が取りに来た構図を噛み砕きます。
会話の48%は集計前に捨てられる AI利用実態レポートの死角
AI各社が出す利用実態レポートは、各社が見せたい部分を切り出したものだという指摘が出ました。独立した研究チームが同じ基準を当てはめると、会話の48%が集計から外れます。
AIに恋愛の言葉を使わせない 13〜17歳向けChatGPTの設計
OpenAI が13歳から17歳向けの ChatGPT を公開しました。18歳未満と推定された人は自動でこの体験に入り、学習支援と保護機能が既定で有効になります。何がどう変わるのかを噛み砕きます。
守りの仕組みをCopilot本人が漏らした 1クリックで情報が抜ける隠しパラメータ
研究者が質問を重ねたところ、Microsoft 365 Copilotが同意確認を飛ばせる非公開のパラメータを自ら明かしました。リンクを1回踏むだけで受信箱の中身が外へ流れる経路になっていました。
Pythonの上位互換をやめたMojo 3年越しでオープンソースに
プログラミング言語 Mojo のコンパイラとツールチェーンが Apache 2 ライセンスで公開されました。2023年5月からの公約ですが、その間に当初の目標だった「Pythonの上位互換」は取り下げられています。
川の一部が写っただけで居場所が割れる 休暇写真から始まる詐欺
McAfee が2万1000枚を超える旅行写真をAIにかけ、9割前後の精度で撮影地を当てました。位置情報のタグが無くても背景や看板から場所が分かるため、詐欺の連絡に滞在先を書き込めてしまいます。
「いいね」の数を消せという要求 Metaの裁判が狙う機能そのもの
米国の30州がMetaに求めているのは賠償だけではありません。「いいね」数の廃止や無限スクロールの終了など、機能そのものの変更です。陪審裁判が始まり、判決はまだ出ていません。
自転車の絵に21分考える ノートPCで動くQwenの既定値
17GBで手元のノートPCでも動く Qwen 3.8 27B が公開されました。ただし考える量の既定値が最高値で、絵を1枚描くのに21分かかります。
正しさは証明した瞬間には決まらない AIが呼び戻した1979年の反論
AIコーディングを追い風に、形式検証が再び注目されています。プログラムの正しさを数学で証明するとは何をすることなのか、そして1979年に出た「証明は社会的なプロセスだ」という反論を噛み砕きます。
どちらでもいい単語なんて無い 文章に鍵をかけるAnthropicの透かし
Claudeの出力に、読んでも分からない印が入ります。単語の選び方を鍵付きの乱数でわずかに偏らせる手口です。EU規制への対応ですが、書き手からは「どうでもいい単語などない」と反発が出ています。